皆様こんにちは
きもの文様シリーズです。
本日は梅文様の紹介です。
梅は中国から渡ってきたものですが
今ではすっかり日本の花になりましたね。
他の花に先駆けて咲くところから
新春一番に着る柄として親しまれています。
枝梅や
槍梅など
その他様々に文様化され
梅鉢
のぞき梅
裏梅など
家紋にも多く使われています。
白梅や紅梅など毎年梅の花が
咲き始めると春の訪れを感じますよね。
本日は着物模様についてでございます。
古来日本人は模様に対してさまざまな思いを込めてまいりました
きものに対しても同様で、ときに着る人の願いや祈りを表すだけでなく、
教養や遊び心を表現したものも多数ございます
日本の着物独特の模様も沢山みうけられます
幸せを祈り祝う心は物欲と共に人の本性と深く結びついてまいりました。
ゆえに生活の中にさまざまな形で姿を現し色々な事象を生み出すこともございます。
おめでたいとされるものや形、色が日常生活の中で頻繫に選ばれるもそのためと言えます。
幸福への祈りの表現や、幸福であることに対する慶びの表現は様々ですが
音声を発したり、体を動かしたりしてそれらを表すほか、
ものの形や色で表すというのが一般的ですが、
いずれも古代以来変わることなく行われてきました
なかでも吉祥模様はその代表的なもので着物にはこれが多くみられます
着物に見られる吉祥模様を分類してみると、おおむね次の二つに分類されます。
一つは中国からもたらされ、その後日本で吉祥模様として定着したもの。
これにはもともと中国で吉祥模様とされていたものが、
日本でもそのまま受け入れられたものと、
中国では吉祥的な意味合いがさほど強くなかったか、
または全くなかったのに日本で独自に吉祥的な意味が与えられたものとがあります。
飛鳥時代から奈良時代にかけて中国文化の影響を強く受け、
様々な書物が中国からもたらされました、模様もその例外ではありません
中国で古くから吉祥模様とされていた竜や鳳凰、雲気などはその代表的なものです。
これらのほか含綬鳥模様(がんじゅちょうもよう。
綬帯をくわえた鳥の模様でペルシャ起原と考えられています)
のように西方から比較的新しく中国にもたらされ吉祥模様に
なっていったものも同様に受け入れられました。
なかでも鶴の文様はもともと中国でも亀の文様とともに長寿の象徴と
されてきましたがその優雅さゆえに日本ではことのほか愛され
吉祥文様の中心的存在になって繰り返し意匠化されました。
また吉祥文様として我々に最もなじみ深い松竹梅模様も
松、竹、梅それぞれのモチーフは中国ではいずれも吉祥の意味が
強いというものではなかったようです。
そもそも寒中に耐えて凛とした松、竹、梅は中国では「歳寒三友」と呼ばれ、
節操と清廉の象徴ではあっても龍や鳳凰のように強い吉祥性を含むものではなかったのです
しかし日本では松竹梅の持つ好イメージが時代と共に増幅され、
特に近代になって吉祥文様としての性格が強まったのです。
勿論日本独自ともいうべき吉祥文様もございます。
例えば橘は日本で生まれた吉祥文様の代表的なものです。
橘は、日本固有の柑橘で、四国・九州・沖縄などの海岸に近い産地に自生しています。
「古事記」の時代から東方の遠方海上にあるとされる
理想郷「常世国」からもたらされる果実で、長寿を招き元気な子供を
もたらすと信じられてきました。
正月の鏡餅の上にみかんを乗せるのもそのためであり、
また橘が婚礼衣装や掛け袱紗などにしばしば意匠化されるのもこうした由来からです。
皆さん、🍊の見方も変わりますね
皆様こんにちは
和柄にはたくさんの種類がありそのいわれも様々ですが
最近よく見かける人気のアニメでお馴染みのこの柄
この柄のマスクやTシャツを小さいお子様が身に着けているのを
最近よく見かけます
石畳文といい二色の正方形を交互に並べた文様で
古くから工芸品や染色品、室内装飾の模様として用いられ、
桂離宮の石畳文の襖が特に有名です。
江戸時代の歌舞伎役者・佐野川市松が袴に使ったことから
市松模様とも呼ばれるようになりました。
お振袖や帯によく使われている日本ならではの
和柄についてまた書いていきますね。
お楽しみに
本日は衣紋の抜き方についてでございます
衣紋とは着物の衿の事を言います。
お召しになるお着物やシーン・体型によって衿の抜き具合も
抜き方も変わりますので衿(衣紋)を上手に抜くことが難しいのです。
衿はきれいに抜けていると見た目の印象が良くなり、
着崩れもおきにくいのでとても大切でございます。
今回は着物の衿をきれいに抜く方法や、理想の衿の抜き具合をご紹介致します。
基本は首からこぶし1個分と言われておりますが、
普段着のお着物は、衿の抜きを少なくすることで、
何気ない作業や日常生活を動きやすくすると言われています。
綺麗に衣紋を抜いた気姿にするためには、
まず姿勢をよくしてしっかりと鏡の前にお立ち下さいませ。
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