本日は雑談おば・・・
先日郡山の市立美術館へ行ってまいりました。
国芳の浮世絵、圧巻でございました
浮世絵が生まれたのは17世紀ごろ、江戸時代の事だそうです
江戸時代の前は長く戦が続く暗い時代
人々はこの世の事を極楽浄土と対比して、
不安定で移ろいやすく儚い「憂世(うきよ)」と呼んでいました。
この世を指す「憂世」はやがて「浮世」という漢字へと変化してまいります。
浮世絵の浮世は、元々は「この世」を表す言葉でしたが、転じて「現代風」と
いう意味合いも持つようになり、憂世から浮世に変わっていく時代の中で、
その画風にも変化が見られるようになりました。
作品も戦をモチーフにしたものから、色気のある役者絵まで
時代の流れを感じられました。
職業柄どうしても着物の柄や色合わせに目を奪われます
浮世絵のモチーフに男性が多く見うけられましたが、お召しになっている着物の柄
この柄なら今も着てみたいと思うような凝った可愛らしい図案がいっぱい
幾重にも重ねられた着物の色合わせが巧みで、その時代の役者さんの
お召し物のセンスの良さも役者人気に一役買っていたのだろうと推測できます。
今も皆さんご存知の菊五郎さんや団十郎さんなど聞き覚えのあるお名前に
出会えますよ
びっくりしたのが、彼女が浮気したと誤解して首をはねてしまった
浮世絵が数枚・・・
現代の私たちからすれば心変わりでいちいち首をはねられたら
たまったものではないし、ましてや誤解なんて
しっかり確認してくださいよーと
浮気ぐらいで器が小さいじゃないかーと
男性優位で男性の浮気は許されるけど女性の浮気はご法度なのか⁈
これがその時代の現代風
令和の時代もそんなに代わり映えしないような・・・
お話が大幅にずれましたが、違う角度からの展覧会の楽しみ方と
昔からそそられる着物の柄は沢山ありましたというお話でございました