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本日は着物にまつわる諺から( ^ω^)・・・
【 ない袖は振れぬ 】
今でもよく聞かれるこの言葉。
江戸時代、「袖を振る」ことは求愛のサインでございました
男性が相手に袖を振って見せ、女性に袖を振り返してもらえると、それはOKのしるし
未婚女性が振袖を着たのは、袖を振るためだったのです
ない袖は振れぬというのは、振りたくても袖がなければ
どうしようもないということで、いい返事をしたくても先立つもの(袖)が
なければその気があっても無理(振れない)ということでした
そこから転じて、お金を貸したくても財力がなければ貸せない
ということを意味するようになりました
いつの間にか色恋沙汰から転じてお金の無心に
変わってしまうなんて世知辛いお話でございますね