704
初めての振袖
とても寒くなってきましたが、皆さん風邪などひかれておりませんか?
本日は帯のお話などをさせていただきます。
当店にはベテランさんの着物のアドバイザーがたくさん在籍しておいでです。
皆さんそれぞれお客様に合わせてとても素敵な
コーディネートを魅せてくださいます。
先日感心したのが帯の裏を返して振袖に合わせておいででした。
あれれ・・・着付師さんが間違えたのかしら?!と思ったら、
とてもシックな柄の帯の裏地でそのお客様の振袖を更に素敵に
魅せてくれておりました!!
流石!!
まだまだ未熟な私は広い店内の数多い帯の柄も把握できずにおりますが、
帯の裏まで熟知してコーディネートなさっているとは・・・・!!
コーディネーターさんのセンスにも頭はもちろん下がりましたが、
帯の工房の心意気を見せて頂いたような思いでございました。
帯の工房も昔に比べればだいぶ減ってきている事でしょうが、
裏地にまで凝って作成している職人さんにも熱い握手を求めたい
気持ちになりました。
帯も見えるところだけ柄が多くて隠れてしまうところにはホントに
柄が少なくて裏地も平凡なものを使っているような帯から、
端から端まで沢山の色糸を使って隙間なく柄が配置されているもの、
裏地にはもったいないのでは?!というほど表に負けない粋な柄が
入っているものもございます。
勿論、価格に見合ったものになっているのでしょうが・・・。
こんな観察をしながらですと帯の整理もとても楽しい時間になります。
自分で帯などお持ちでいらっしゃる方は裏地も是非
観察してみてくださいませ。
職人さんの心意気がビシビシと伝わって参りますよ。