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本日は衣紋の抜き方についてでございます
衣紋とは着物の衿の事を言います。
お召しになるお着物やシーン・体型によって衿の抜き具合も
抜き方も変わりますので衿(衣紋)を上手に抜くことが難しいのです。
衿はきれいに抜けていると見た目の印象が良くなり、
着崩れもおきにくいのでとても大切でございます。
今回は着物の衿をきれいに抜く方法や、理想の衿の抜き具合をご紹介致します。
基本は首からこぶし1個分と言われておりますが、
- 若い人は、衿合わせを詰めて衣紋をVに深く抜く。
- 年配の人は、衿合わせをゆったりさせて、衣紋をUに大きめに抜く。
- フォーマルは、衿合わせを詰め気味にして、衣紋を多めに抜く。
- 普段着は、衿合わせをゆったり目にして、衣紋はほどほどに抜く。
- ふくよかな人は、衿合わせはゆったり。衣紋も多めにゆったり抜く。
- 痩せている人は、衿合わせを詰め気味にして、衣紋も細めに加減をして抜く。
因みにフォーマル着物とは、留袖、訪問着、付け下げ、振袖など
普段着着物は紬、小紋などを指します。
※袴の着物の衿は、本来あまり抜きませんが、最近は振袖と同じくらい
抜かれる方もいらっしゃいます。
振袖よりは、少し 控えめに抜くと良いと思います。
ハーフアップの場合は、衿が髪型の邪魔にならないように
詰め気味が理想です。
抜かれる方もいらっしゃいます。
振袖よりは、少し 控えめに抜くと良いと思います。
ハーフアップの場合は、衿が髪型の邪魔にならないように
詰め気味が理想です。
普段着のお着物は、衿の抜きを少なくすることで、
何気ない作業や日常生活を動きやすくすると言われています。
綺麗に衣紋を抜いた気姿にするためには、
まず姿勢をよくしてしっかりと鏡の前にお立ち下さいませ。