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本日はお着物を着た際の注意を少しお話いたしましょう。
着物をお召しになっている女性は、髪を整えたり、お化粧をしたり、
華やかな着物を着ているから美しいと思われがちですが、
それらと同じくらい大切なことが「所作」の美しさです。
和装だけでなく、洋服の時にも言えることですが、
いかに綺麗に外見を整えたとしても、美しい立ち居振る舞いが
できていなければ、魅力は半減してしまいます。
立ち居振る舞いは心を表すなどといいますが、普段から美しい所作を意識することで、
女性は美しくなるのです。
まず絶対にしておきたいことは、背筋を真っ直ぐに伸ばすことです。
背筋を真っ直ぐに伸ばしてこそ、着物の女性らしい凛とした雰囲気を出すことができます。
逆に、姿勢が悪いと情けないような残念な感じが漂ってしまいます。
そのため、できるだけ着物を着た時は、背筋を伸ばしていてくださいませね。
和装の場合は帯で猫背になりずらいとは思いますが
それでもまっすぐな背骨を意識なさっていてください。
また、手をあまり上げすぎないことも大切です。
肘が見えるほど上げてしまうと、はしたない感じが出てしまいます。
そのため、肩より上には、手を上げないようにしましょう。
腕をあげる場合は袖口をつまんで肘まであらわにならないように
するとよいでしょう。
また、肘を身体から離さないように、脇をしめていると、
おしとやかに見えます。
普段からゆったり優雅な所作を心げけましょう
周りからの見る目も変わってまいりますよ。
是非貴女の中に眠っている大和なでしこのDNAを覚醒させてくださいませ